全力で好きでいられるのは奇跡だと思う。

ツイッターの文字数じゃ足りない時、ブログ書きたいなあと思いつつも、まとめるのが苦手なんで160字を連投するほうが気楽だからとそうしていたんですけど。

たまにはつらつら書いてみるのもいいかもなあと、なんとなく書いています。

 

私、昔から好きなものはとことん好きなオタク気質で。

シールとかぬいぐるみとか小説とか、収集癖もあったし、とにかく好きなものは好き!という分かりやすい子だったんですよね。

 

その流れで、小5からハタチまで、とあるグループを追っかけていました。某アイドル事務所の。

九州の田舎に住んでいたのでコンサートにはそんなに行けなかったけど、見られる番組は全てチェックし、雑誌も全て揃え、CDやDVDも全パターン揃えるといった感じでとにかく没頭していまして。

気持ち悪いですが本気で彼らを崇拝していたし、ファンになるために生まれてきたんだとすら思うくらいに笑、すごくすごく大好きでした。

 

この話をするとだいたい「誰が好きだったの?」と訊かれるんですけど、それはもちろん誰が好きかはあるけど、私にとってはそこまで重要ではなく。

グループとしての形が好きで、メンバーという形が好きでした。このメンバーだからこそ応援し続けたいと思っていました。ありますよね、そういうの。

 

でも、私が大好きだったその形は、崩れてしまって。

メンバーの脱退で、応援してきたグループが形を変えてしまいました。

さみしかったな。絶望しましたね。わかりやすく。

 

私が一番好きだった人は脱退せず残っていたけれど、変わってしまったグループを応援する気にはどうしてもなれなくて、

大好きなのに応援できない自分が嫌になってしまって、ファンをやめました。

 

そのときにはっきりと、「自分の好きなかたち」がなくなることに耐えられない性質なんだと分かりました。

 

アイドルにしろアーティストにしろ芸人さんにしろ、「人」とくに「グループ」を好きになれば、脱退やら卒業やら解散やらで「かたちが変わること」はけっこうな割合であると思います。悲しいけど仕方ないことだよなあ。悲しいけど。

 

その一件からアイドルのファンをやめ、まあ結局はオタクなので今度はお笑いライブに通うようになったんですが、私が通いだしてからの5年ぽっちでもたくさんの解散を見ました。

ユニットもなくなり、ライブもなくなり、「かたち」が変わることはたくさんで。

 

変わっても好きでいられる自信がないので、特定の人だけを追っかけるのではなくて数組を見るようにしたり、ふらふらといろんなライブに行ったりしながら楽しんでました。

お笑いライブはたくさんあるし、それも楽しいからいいよね。

 

 

だけど今、とにかくモグライダーが好きです。

モグがいないライブに行くこともたまにはあるけど、基本的にモグばっかり見てます。

漫才はもちろんのこと、トークも、立ち居振る舞いも、二人の関係性も、すべて好きです。

(ついにはこの間ご本人から「盲目すぎる」とまで言われてしまいましたが、自覚はしています。笑)

 

 

ちょっと前までは、こんなにがっつり1組に夢中になるのがこわくて、どこかでブレーキをかけたりしていたんですけどね、

気づいたらこうなっていました。

 

それはたぶん、二人がいろんな面で見せてくれたものから、「大丈夫だ」と思わせてくれたからだと思っています。

ただのファンの受け取り方の問題かもしれないけど笑、私はそう感じています。

 

先のことを不安がったり、自分が知る前の過去をどうしても把握したくなったりするオタク気質の悪い癖が、モグには出ないのが不思議で。

ただただその一瞬一瞬が楽しくて、びっくりするくらいに天井がなくて、

アホの子みたく「大好き!」しか出てこないので楽しくて仕方ないです。

 

 

 

今日、例のアイドルグループのデビュー記念日なんですよね。

毎年毎年懐古厨発揮しては勝手に泣いて、ファンになるなんてくそくらえくらいに思ったりしてたんですけど、

なんかもうそんなこともなくなりました。やっとすっきりしたのかな。

モグさんのおかげだな。

 

 

今からライブ見てきます。咄人!たのしみ。

たぶん今日も夢中になるとおもいます。

 

全力で好きでいられるのって幸せですね。